SECがビットワイズとグレースケールのビットコインETFオプション取引に関する決定を延期

米国の証券規制当局SECは、ニューヨーク証券取引所（NYSE）で現物ビットコイン（BTC）ETFのオプション取引を許可するかどうかの判断を45日間延期しました。

この決定は、4月8日の提出によると、Bitwise Bitcoin ETF（BITB）、Grayscale Bitcoin Trust（GBTC）およびNYSEでビットコインを保有する他の信託に対するオプション取引に影響を及ぼします。

証券取引委員会は、「提案された規則変更に対する措置を講じるために十分な時間を確保するために、より長い期間を指定することが適切であると判断した」と述べています。

Source: SEC

SECがNYSEの提案された規則変更を承認、否認、または延期する次の期限は5月29日です。

Source: SEC

証券規制当局は先月、Nasdaqに対しても同様の結論を下し、BlackRockのiShares Bitcoin Trust（IBIT）でのオプション取引を要求していました。

オプションは、トレーダーにレバレッジを提供し、市場への方向性の賭けを行うための派生商品です。

ビットコインの価格が上昇するとトレーダーはプレミアムを支払い、「コールオプション」を購入し、今日の価格で1 BTCを1か月後に購入することに同意します。

その際、1 BTCを購入するために必要な金額よりも少ない金額を支払います。

ビットコインが1か月で上昇すれば、トレーダーはオプションを使用して低い価格でビットコインを購入し、利益を得ることができます。

もし、価格が下落する場合、契約を期限切れにして支払ったプレミアムを失うことになります。

GrayscaleのCEOであるMichael Sonnenshein（マイケル・ソネンシェイン）氏は、規則変更の承認を求めてSECに書簡を送った2人の人物のうちの1人です。

ソネンシェイン氏は2月28日の書簡で、SECが既にビットコイン先物 ETFと現物ビットコイン ETFをNYSEで承認しているため、現物ビットコイン ETFのオプション取引を拒否する理由はないと主張しています。

「自然な次のステップは、現物ビットコインETPのオプションの承認です。」

現物ビットコイン ETFのオプションの承認は、「健全で活気のある市場に貢献する」とソネンシェイン氏は2月5日のXポストで述べています。

As we look ahead, I think it’s never been more important for the #crypto and ETF communities alike to advocate for the development of a robust listed options market for spot #bitcoin ETFs. Although $GBTC has been in the public market since 2015, it was never accompanied by listed…
— Sonnenshein (@Sonnenshein) 2024年2月5日