2月2日、ビットコイン(BTC)はグレイスケールの現物型ビットコイン上場投資信託(ETF)であるGBTCの売り圧が和らいだことで、42,580ドルから43,422ドルの範囲で取引されました。
筆記時点では43,190.00ドル=6,405,423円で取引されています
BTC/USDTペアは、強気派が44,700ドルの壁を突破すれば、49,000ドルへの上昇を試みる可能性があります。
逆に、弱気派はこのレベルを慎重に守る見込みで、41,394ドルを下回ると売りが加速する可能性があります。その後、ペアは40,000ドル、そして37,980ドルまで下落するかもしれません。
ブラックロックの出来高がGBTCを上回る
1月11日からの日次取引量でグレイスケールのビットコインETF、GBTCが支配的だったが、この支配は2月1日に幕を閉じた。
世界最大の資産運用会社である、ブラックロックのIBITとプロシェアーズのBITOがGBTCを上回り、IBITは3億100万ドル、BITOは2億9800万ドルの取引量で首位を獲得。
ブルームバーグ・インテリジェンスのETFアナリスト、ジェームス・セイファート氏によると、「ブラックロックのIBITがGBTCを初めて上回った」とのことだ。
x.comStill some after hours trading left but looks like BlackRock's $IBIT is the first ETF to trade more than Grayscale's $GBTC in a single day.
— James Seyffart (@JSeyff) 2024年2月1日
Total trading today was kind of a dud though at $924 million -- first day below $1 billion in dollar volume for the group since launch. https://t.co/IeIF2COm4F pic.twitter.com/ZtADLBQP63
「しかし、今日の総取引量は9億2400万ドルと、ETFが立ち上げて以来初めて10億ドルを下回る、いささかパッとしない日だった」とセイファート氏は付け加えた。
GBTCの売り圧力は減少か
GBTCの売り圧力は、初日から大規模な流出が続いた結果とされています。これは、GBTCがETFに変換され、投資家が投資を償還できるようになったことが主な要因です。
さらに、グレイスケールの高い手数料も影響しており、BitMEXリサーチによれば、1月11日以降、同社は58億ドル以上の資産を失っています。
一方で、グレイスケール以外のETF9銘柄は72億ドルの合計流入を記録しています。
x.comBitcoin ETF Flow - Day 15
— BitMEX Research (@BitMEXResearch) 2024年2月2日
All data out. Net flow of +$38.5m for day 15. Relatively quiet day it seems pic.twitter.com/L478MuK9v1
最近の動向では、GBTCがコインベースの仮想通貨取引所に送るBTCの額が以前の7億ドルから1月26日以降300万ドル未満に減少しています。BTCの流出も減少傾向で、2月2日までにGBTCからの流出は4433BTCにまで縮小しました。
コインテレグラフが投稿した記事では 、JPモルガンのアナリストによると、GBTCの流出は主に利益確定によるもので、BTC価格への下落圧力は既に「過ぎ去った」との分析もあります。
GBTCの売りがピークに達した時点で、FTXがGBTCの全株式保有分である約2200万GBTC株(約10億ドル相当)を売却していたとの情報もあります。