Uniswap v4ついに発表
- Uniswap V4新機能のデメリット

Uniswap v4ついに発表

DEXの世界をリードするユニスワップ財団が、2024年の第3四半期（7－9月頃）に次世代のアップグレードをリリースすると明らかにしました。

これは、イーサリアムDencun アップグレードと同時期に行われる計画的な動きであり、偶然ではありません。

cryptowiseinvestor.hatenablog.jp

ブロックチェーンの最先端技術との密接な連携を示しており、分散型金融 ( DeFi )の新たな展望を開くことになります。

Uniswap v4は、現在のv3よりもプロトコルの資本効率とガス効率を大幅に高めることで、よりスムーズで安全な取引体験を提供するという。

Now that the launch of Dencun on Mainnet has been scheduled for March 2024, we're excited to provide an update to the community! 🎉

Uniswap v4's launch is tentatively set for Q3 2024.

From community-built Hooks (https://t.co/WyaGr1Ti1t), to events, to Twitter Spaces, the…
— Uniswap Foundation (@UniswapFND) 2024年2月15日

x.com

Uniswap v4の目玉はなんといっても「フック」という機能だ。

これは、ユーザーが自由にプロトコルにカスタムロジックを追加できるようにするもので、DEXの可能性を無限に広げると期待されている。

このコンセプトは、スマートコントラクトの可能性を広げるために、静的なツールではなく動的なツールとして機能するように設計されています。

フックと呼ばれる新しい機能により、スマートコントラクトはリアルタイムでカスタマイズされ、手数料が低減され、資産が効率的に管理されます。

フックの導入により、Uniswap V4は単なる取引プロトコルから、オンチェーン指値注文や時間加重平均マーケットメイクなどの様々なサービスを提供するプラットフォームへと進化します。

さらに、KYCプロセスもサポートすることで、AppleのApp Storeのように革命的なインパクトを与えることができます。

この変化はイノベーションを促すだけでなく、集中化と競争環境に関する重要な問題も提起します。

また、Uniswap V4はセキュリティを最優先に考えており、イーサリアムブロックチェーン上で最も信頼できるコードになることを目指しています。

コミュニティ監査コンテストを含む徹底した監査プロセスは、Uniswapがセキュリティと信頼性の高い基準を設定することに熱心であることを示しています。

Uniswap v4は、DEXの革新と進化を目指すユニスワップ財団の野心的なプロジェクトと言えるでしょう。

このアップグレードによって、ユニスワップはDEXの王者としての地位をさらに強固にするだろう。

Uniswap V4新機能のデメリット

新機能であるフックはUniswap v4の最大の魅力だが、同時に最大の危険でもある。

イグナス氏などのDeFi研究者は、これらのツールがプロトコルの性能と柔軟性を向上させると期待していますが、一方でリスクや問題点も指摘しています。

これらの仕組みはUniswapがプラグインの承認や拒否を行うことになり、イノベーションや競争を制限する恐れがあります。

また、フックはUniswapの流動性を他のDEXから奪い、Uniswapの独占化やエコシステムの多様性の低下を招く可能性があります。

5/13 Hooks enable:

• onchain limit orders
• time-weighted average market making
• depositing out-of-range liquidity into lending protocols
• autocompound LP fees
• KYC

In fact, Instadapp has teased an oracless lending protocol with 0% liquidation penalties using v4 hooks. https://t.co/omYQZmUG3Z
— Ignas | DeFi Research (@DefiIgnas) 2024年2月15日