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サム・バンクマン=フリード氏、最大110年の懲役刑か?判決公判まもなく

本日は、大手仮想通貨取引所FTXの元CEOであるサム・バンクマン-フリード被告(通称SBF)の判決が下される日です。

バンクマン=フリード被告の判決手続きは、ニューヨークで3月28日午前9時30分(日本時間同日22時30分)に始まる予定です。

彼は7つの重罪で有罪判決を受け、刑期の終了か、それとも新たな刑期が始まるかを知ることになります。

この7つの重罪には、最高で110年の刑期が認められている。

2023年11月2日、バンクマン・フリード被告は7つの罪状すべてで有罪判決を受けました。

これにはFTXの貸し手や顧客に対する電信詐欺、商品詐欺、証券詐欺、マネーロンダリング、電信詐欺の共謀が含まれています。

以前ロイター通信が報じた記事には、FTX裁判の陪審員の判断によれば、バンクマン・フリード被告はFTXの顧客から約1,200億円(80億ドル)以上を搾取し、その資金を姉妹会社アラメダリサーチに不正に流用する計画に関与していたとされています。

不正に流用された資金はバハマの不動産、新興企業への投資、政治献金に使用されたとされています。

さらに、バンクマン・フリード被告のFTXの元側近らは、彼が顧客の資金を不正に流用する指示を出したと主張しています。

アラメダリサーチの前CEOであるキャロライン・エリソン氏は、バンクマン・フリード被告が中国の仮想通貨取引所2社に保管していた約1,500億円(10億ドル)の凍結を解除するために、中国政府当局者に賄賂を支払うよう指示したとも主張しています。

バンクマン・フリード被告はこれらの有罪判決の他に、さらに5つの容疑に直面しており、それらの容疑はデリバティブの売買に関連した顧客に対する詐欺、FTXの投資家に対する証券詐欺、贈収賄の共謀議、無許可での送金業運営、銀行詐欺の共謀議です。

本日の判決はこれらの5つの容疑となります。

米司法省の検察官はサム氏に40〜50年の懲役を求刑提案していますが、最大で110年の懲役刑もありえます。

一方で、サム氏の代理人弁護士はこれに反論し5〜6年を提案しています。

FTX元CEOの弁護士が懲役50年の求刑に反論|代理人弁護士が妥当な懲役5~6年を主張 - CryptoWise’s blog

「私の人生は全て台無しにされた」と、2人の子どもを持つ匿名のFTXユーザーは裁判所への被害者影響声明で述べています。「私は、SBFが私の資金でリスクを負うことに同意したわけではない。」

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このFTX事件は、仮想通貨業界における信頼と透明性の問題を浮き彫りにしています。

本日の展開に注目が集まることでしょう。