米国の現物ビットコイン上場投資信託（ETF）が、最近の動向を反映して資金の流れに変化を見せているようです。
特に水曜日には、これらのETFへの投資が再び増加し、合計で約1億090万ドルが投入されました。
これは、過去19日間にわたる記録的な資金流入の後、月曜日（約6,500万ドル「約100億円」）と火曜日（2億ドル「約320億円」）に資金が流出していたこととは対照的です。
x.com$BTC ETFs
— #333kByJuly2025 (@CarpeNoctom) 2024年6月13日
+$101m net inflows today pic.twitter.com/xHszuybeDB
投資データ会社SosoValueによると、フィデリティのFBTCが5,100万ドルの流入で先頭を走り、ブラックロックのIBITが1600万ドル、BitwiseのBITBが1500万ドル、VanEckのHODLが1200万ドルと続き、アーク・インベストのARKBも900万ドルの資金を集めました。
Source: SosoValue
一方で、グレースケールのGBTCは1月の変換以降、主に資金が流出しており、WisdomTreeやInvescoなど他のファンドも同様に新たな資金の流入はありませんでした。
これらのビットコインETFは創業以来、合計で155億2000万ドルの純流入を記録しています。
この資金の流入は、アメリカ経済に関する重要なデータの発表と同時に起こりました。
CNBCの報告によると、労働省が発表した5月の消費者物価指数（CPI）は前月と比べて上昇しておらず、インフレ率の低下を示唆している可能性があります。
それにもかかわらず、連邦準備制度理事会 （FRB）は金利を現行の5.25%から5.50%に引き上げることはなく、現状維持を決定しました。
また、CNNによると、FRBはデフレの傾向がまだ収まっていないと見ており、2024年には金利を一度引き下げる可能性があると予測しています。
これらの情報は、金融市場における投資家の行動に影響を与える重要な指標となります。
