異常なビットコイン市場の謎、ミームコインの熱狂が牽引か？：著名アナリストが指摘

業界の専門家たちは、現在のビットコインの強気市場を「これまでで最も異常な」と評しています。

この現象は、ビットコイン価格の急速な上昇とミームコインへの資金流入の増加によるものです。

チェーンリンクのコミュニティリーダー、ザック・ラインズ氏は最近、この強気市場の特異性について言及しました。

I think most people would agree this bull market has been weird

BTC performance has been clearly supercharged by the ETF launch, injecting liquidity into the space

But liquidity that has flowed directly to memecoins ?

The market skipped a couple steps that we have seen with…
— Zach Rynes | CLG (@ChainLinkGod) 2024年4月1日

x.com

彼によると、通常、ビットコインが市場の流動性を集め、その後イーサリアムや他の大手アルトコインに移行し、最終的にはより小さなプロジェクトに流れるというパターンがあります。

しかし、今回はビットコインからミームコインへと直接資金が流れており、これは過去のパターンからの逸脱です。

4月1日の時点で、ミームコインの市場総額は700億ドルに達しており、ソラナベースの「ドッグウィフハット」や「ブック・オブ・ミーム」、そしてペペやボンクなどの古典的なミームコインの価格上昇がその背景にあります。

また、コインベースのレイヤー2ネットワーク「ベース」は、ミームコイン投機の新たな舞台となっています。

ベースのネイティブトークンDEGENは、過去1ヶ月で2800%の価格上昇を記録しました。

このトークンは、分散型ソーシャルネットワーク「ファーキャスター」を通じてコミュニティに配布された非公式のものです。

ラインズ氏はさらに、現在の市場では基本的なファンダメンタルズが重要な役割を果たしていないと指摘しています。

彼によると、個人投資家からの資金はある程度流入していますが、以前の市場サイクルで見られたような規模ではありません。

現在の市場は、実質的な基本要因よりも特定のストーリーに基づく注意経済に支配されているとのことです。

イーサリアムの支持者であるアンソニー・ササーノ氏も、この市場の異常さについて同意しており、これが「過去最も奇妙な強気市場」との見解を示しています。

I've been in crypto for quite a while - from 2013 to 2017 on and off and then from 2017 to today being completely obsessed with Ethereum.

I can say with full confidence that this is, by far, the weirdest bull market crypto has ever had.

Not only does it seem like the 4 year…
— sassal.eth/acc 🦇🔊 (@sassal0x) 2024年4月1日