ビットコインに対する見方を一転させたドナルド・トランプ元大統領。
かつては「詐欺」と罵っていた仮想通貨に今では共存の道を模索しているようだ。
x.comDonald Trump was asked about #bitcoin pic.twitter.com/bLA8TMMy5g
— Pledditor (@Pledditor) 2024年2月23日
トランプ氏はFOXニュースで、中国のデジタル通貨に対抗するためにビットコイン（BTC）が必要かどうかを問われた。
トランプ氏は、米ドルが自分の最愛の通貨であるとしつつも、ビットコインの存在感と人気を否定できないと答えた。
「ドルは私の一番だが、ビットコインも無視できない。多くの人が使っているし、支払いにも使いたがっている。規制は必要だろうが、受け入れられているのは事実だ。ビットコインは興味深い現象だ。私はそれと仲良くやっていける」
トランプ氏の発言は、大統領時代のビットコインへの批判とは大きく異なる。
大統領だった当時は、コインテレグラフの記事によるとビットコインを「お金ではない」と断じ、財務長官に「ビットコインを潰すように」と命じていた。
トランプ氏は2024年の米大統領選挙に再挑戦する意向を示しており、ビットコインへの態度変化はその一環と見られる。
Xの多くのユーザーは、トランプ氏が仮想通貨の勢いに乗り遅れるわけにはいかないと考えている。
また「トランプ氏らしいやり方だ。ビットコインもドルもどちらも取り込もうとしている」と評する声もある。
他の仮想通貨ファンは、トランプ氏がビットコイン支持とドル支持の発言を混ぜて、有権者の反応を探っていると見ている。
これは、どちらが人気があるかを判断するための戦略かもしれない。
実際、仮想通貨は新世代の有権者にアピールするテーマとなっており、多くの政治家が選挙運動に取り入れている。
トランプ氏は現在、共和党の大統領候補として最前線に立っており、ニッキー・ヘイリー氏との争いが激化している。
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