マイクロストラテジー社CEOのマイケル・セイラー氏は、「ビットコイン2024会議」でビットコインの将来について大胆な予測を発表しました。
現在のBTC価格が67,000ドルであるのに対し、2045年までの基本シナリオでは驚異的な1BTC辺り1,300万ドル（約19.9億円）、他の強気シナリオでは4,900万ドル（約75億円）になると予想しています。
現在、ビットコインの時価総額は1.3兆ドルで、これは世界の富のわずか0.1％に過ぎません。
しかし、ビットコインが2045年までに基本シナリオの1,300万ドルに達するためには、年率29％の収益率が必要であり、これが実現すればビットコインの時価総額は280兆ドルに達し、世界の富の7％を占めることになります。
さらに、他の強気シナリオの4,900万ドルに達すれば、ビットコインは世界の富の22％を占めることになります。
一方で、セイラー氏は弱気シナリオも提示しており、ビットコインの価格が300万ドルにとどまる場合、世界の富の2％を占めるとしています。
7月27日のXの投稿でも、セイラー氏は2045年のビットコインに対する期待を共有し、現在の価格が約65,000ドル（投稿時点の価格帯）で、時価総額が1.3兆ドルであることを強調しました。
x.com$13M is the #Bitcoin Base Case. pic.twitter.com/0Wz60P2C5n
— Michael Saylor⚡️ (@saylor) 2024年7月27日
セイラー氏が率いるマイクロストラテジー社は、ビットコインに重点的に投資している上場企業で、226,331 BTC（約2.3兆円相当）を保有しています。
彼が設定した最大75億円という金額で、現在のビットコイン価格を考慮して100万円分のビットコインを購入し投資した場合、利益が億単位に達するのは確実だろう。
大胆な予測をするのは彼だけではない、2024年の初め、ARK InvestのCEOであるキャシー・ウッド氏は、CNBCのインタビューで、ビットコイン（BTC）が2030年までに時価総額で世界最大の仮想通貨として150万ドル（約2億円）に達する可能性があるという強気な予測をしています。
x.comCathie Wood makes her $1.5 million bull case for the price of bitcoin by 2030. https://t.co/r34iRNA9bG pic.twitter.com/chWWDH7ioE
— CNBC (@CNBC) 2024年1月11日
2022年には、テラやFTXの破綻によってビットコインの価格は12月に20,000ドルを下回り、約229万円まで急落しました。
しかし、その後の2年間でビットコインは驚異的な回復を遂げ、73,000ドルという最高値を更新しました。
このような回復と、セイラー氏やキャシー・ウッド氏による大胆な予測は、仮想通貨市場におけるポジティブな感情をさらに高める要因となっています。
執筆時点では、ビットコインは67,756ドルで取引されており、最終日の約1％の損失を反映していますが、月間では10.1％上昇しています。
価格変動に関しては、ビットコインの次の主要な価格抵抗は71,000ドルであり、このゾーンを突破できない場合は、65,000ドルで再テストされる可能性があります。
