ブラックロックやグレースケールなどの大手企業が、検索エンジンのGoogleでビットコイン(BTC)の現物ETF広告を出していることがFinancial Timesによって報じられました。
先月29日、Googleは仮想通貨に関する広告ルールを更新し、米国で仮想通貨の投資信託サービスを提供する企業はGoogleの承認を受ければ商品やサービスに関する広告が可能になりました。
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上記の企業に加え、フィデリティ、Bitwise、InvescoもGoogleでETFの広告を行っているそうです。
これまで米証券取引委員会(SEC)は、投資家保護などの理由から仮想通貨の現物ETFを許可していませんでした。
しかし、先月には全てのビットコイン現物ETFの申請を同時に承認し、公正を確保する一方で、各企業の競争が激化しています。
今回の広告は、「bitcoin ETF」などを検索した際に表示される検索結果の一部であり、FTはこれら企業の広告を実際に確認したようです。
Invescoの担当者はFTに対し、「検索エンジン内でGoogleに広告を出すことは、広範なマーケティング戦略の一環として重要であると考えています」とコメントしています。
さらに、FTによれば、ブラックロックは米国の主要都市にある建物にビットコインETFの広告を掲示する計画が進行中です。
一方で、Bitwiseはビットコイン現物ETFの承認前から、ビットコインとETFに関する動画を公開しており、「これはビットコイン現物ETFが承認された場合に備えて作られた広告なのではないか」との憶測が広がっていました。
仮想通貨市場におけるビットコインETFの広告増加は、SECの承認による新しい展開を反映しているようです。
企業が競争を強化し、広告を通じて投資家の関心を引く動きは、仮想通貨の普及に向けた大きな一歩と言えそうです。
ブラックロックの都市広告計画も市場に新たな興味を呼び起こす可能性があります。