米国市場がリスク資産の下落に直面するなか、米連邦公開市場委員会(FOMC)が政策金利を据え置いた結果、ビットコイン(BTC)も43,000ドルを割り込みました。
政策金利は5.25%から5.5%の範囲で据え置かれました。
金利発表の後、パウエル議長は今後の政策見通しについて、「2022年から始まった金融引き締めサイクルは大方終了した」と示しながらも、「今回の会合に基づくと、3月の早期利下げは大いに期待されない」と述べ、市場の早期利下げに対する楽観的な期待に冷水を浴びせました。
Cointelegraph Markets ProとTradingViewのデータによれば、BTC価格は前日の高値から約1,000ドル下落し、市場はジェローム・パウエル議長のスピーチと記者会見を伴う米連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利変更決定に対して警戒感を高めていました。
FOMCが控えている中、人気トレーダーのDaan Crypto Trades氏は未決済建玉(OI)の増加に注目し、X(旧ツイッター)上で米連邦公開市場委員会(FOMC)会合に触れました。
彼は、「これは混乱を招くことが多く、イベントの周りではヒゲ(価格の急激な変動後に元の価格に戻る現象)が両側に適度なサイズで生じる傾向がある」と述べました。
さらに、Daan Crypto Trades氏は200日単純移動平均(SMA)と指数移動平均(EMA)が近い将来のレジスタンスラインになる可能性を強調しました。
x.com#Bitcoin I'm still seeing this as a bigger 40.2-44.5K range.
— Daan Crypto Trades (@DaanCrypto) 2024年1月31日
Currently trying to hold on to the 4H 200MA/EMA which acted as resistance last week. pic.twitter.com/a0SzK2LaY0
一方、人気トレーダー兼アナリストのRekt Capital氏は、より長い時間軸でもレンジ相場が形成されていることに気づき、BTC/USDは「当面の間、その範囲内にとどまる」との予測を述べました。
x.com#BTC
— Rekt Capital (@rektcapital) 2024年1月31日
Bitcoin has indeed formed that Lower High
Still going to be range-bound for the foreseeable future$BTC #Crypto #Bitcoin https://t.co/f5KYbfK089 pic.twitter.com/C0x98wcL3n
市場はFOMCの政策金利維持によりリスク資産が下落し、ビットコインも影響を受けている。
未決済建玉の増加が混乱を招き、価格の急変が起きる可能性があるとDaan Crypto Trades氏が指摘しています。
また、長期的な視点からRekt Capital氏はBTCが範囲内に留まり、200日SMAとEMAが将来のレジスタンスとなる可能性を強調しています。