最近の仮想通貨市場は、まるでジェットコースターのような動きを見せています。
ビットコインが天を突くような価格に達した後、一転して、3月5日にわずか1時間で(-7%)の急降下を経験し、過去24時間では(-9.75%)の下落となり、仮想通貨界全体で7億ドル以上が吹き飛びました。
ビットコイン最高値更新後の波乱:7%修正と半減期前の史上初指摘 - CryptoWise’s blog
ですが、BTCが今後数週間のうちに再び史上最高値を更新する前の「健全な価格調整」が起きる前の値動きの可能性が高いです。
ギャラクシー・リサーチのリサーチ責任者アレックス・ソーン氏は、2020年に史上最高値を付けた直後に一時的に下落したビットコインの過去の価格動向に注目しています。
ソーン氏は、「過去の値動きを踏まえると、BTCが今後数週間のうちに再び史上最高値を更新する前に、15日間で11.3%下落する可能性がある」と分析しました。
x.comremember that in dec. 2020, BTC touched its prior all-time high of ~$20k twice, then ranged and traded -11.3% lower over 15 days before definitively breaking ATH
— Alex Thorn (@intangiblecoins) 2024年3月5日
likely to look similar here, and some consolidation would be healthy after +62% YTD / +77% from YTD low (jan 23) pic.twitter.com/mkywLKn4FC
しかし、一部のトレーダーや投資家は半減期前の価格調整でより大きい下落が起こると予想した一方で、テクニカル価格アナリストのジョン・ボリンジャー氏は、3月5日のビットコイン価格の下落を「少し過剰」と表現しています。
「新たな高値で利確があるのは自然なことだが、今回は少し過剰のようだ。レバレッジの解消か弱気の締め出しか、それ以外の何かだろうか。いずれにせよ、1日の下落で天王山と呼べるほどではない」と述べた。
それでも「反発の失敗は深刻な結果を招く」とボリンジャー氏は付け加えている。
x.comWe expect profit taking at new highs, that is the way of things, but this seems a bit much. Is it leverage, weak hands, or something else? $btcusd In any case, a one-day setback does not a top make. However, a failed rally attempt would be ugly! #BTC
— John Bollinger (@bbands) 2024年3月5日
一方で、ミームコイン市場にも大きな反発が起きています。
Coingeckoのデータによると、今日のミームコイン市場の時価総額は驚異の53.3十億ドルに達していますが、過去24時間で-13.6%もの変動となっています。
まずは、ぺぺコインです。
2月28日にはUSDに対して最大+113.87%もの上昇を遂げ、昨年5月の栄光を取り戻しました。
しかし、現在のPEPE/USDは過去24時間で(-24.71%)も下落しています。
また、FLOKIトークンは過去一週間で+100%以上の上昇を見せたものの、過去24時間では(-27.75%)の下落を経験しました。
そして、犬系ミームの代表格、SHIBA INUは過去一週間で+191.04%の大幅上昇を遂げたものの、過去24時間で(-22.92%)の下落を記録しています。
ソラナベースの犬系ミーム、BONKも過去一週間で+97.27%の上昇を見せましたが、過去24時間では(-26.08%)の下落となりました。
このようなことから、これらのコインはしばしば短期的な投機の対象となり、価格の急騰や急落は珍しいことではありません。
基本的にミームコイン市場は、その性質上、ソーシャルメディアのトレンドや有名人の発言によって価格が大きく動くことがあります。
しかし、今回の急落は、市場の過熱感や投資家の利益確定売りが影響している可能性が高いです。
ビットコインの価格上昇によってリテール投資家が市場に再参入し、割安なコインを購入し始めたことも影響しているかもしれません。
また、プロジェクトの初期投資家による利益確定売りが行われたことも、価格急落の一因となっている可能性があります。
特定のニュースやイベントが原因である場合も考えられますが、具体的な要因を特定するにはさらなる分析が必要です。
将来的にも、ミームコイン市場は大きな注目を集め続けるでしょうが、その価格変動を予測することは非常に困難です。
実際に、ブロックチェーン分析会社ルックオンチェーンによると、あるトレーダーが2023年11月24日に20ソラナ(約1156ドル)でWIFを購入し、わずか4日後に430万ドルを稼いだという報告があります。
x.comWe found that @blockgraze made ~$4.36M on $WIF with only 20 $SOL($1,156), a gain of 3,773x!
— Lookonchain (@lookonchain) 2024年3月5日
He spent 20 $SOL($1,156) to buy 7.4M $WIF on Nov 24, 2023 (4 days after $WIF went online).
Then sold 5.06M $WIF for $1.09M, with 2.35M $WIF($3.27M) left.https://t.co/zSCaLgF0dI pic.twitter.com/klMEzjXU66
この、トレーダーが得た利益を日本円に換算すると、約6億4,545万1,816円となります。
これは、現在の為替レートである1ドル=149.83円を使用して計算した結果となる。
ただし、実際の取引レートは異なる場合があるため、これはあくまで参考値です。
また、元々投資した1156ドル分の20ソラナ(約17万3,000円)を差し引いた純利益は、約6億4,527万8,816円となります。
このような大きな利益は、仮想通貨市場のボラティリティと、タイミングの良い取引によるものでしょう
投資家は、これらのコインに投資する際には、高いリスクを理解し、慎重な判断が求められます。
常に市場の動向を注視し、情報に基づいた投資戦略を立てることが重要です。
このような市場の波に乗るには、冷静さと緻密な戦略が不可欠です。
どうぞ、ご注意ください。