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Mt. Gox、5年ぶりに29億ドル超のビットコインを移動

Mt. Goxという破綻した日本のビットコイン取引所が、日本時間の本日、午後15時30分に大量のビットコインを移動させたことが報告されています。

この取引所は、以前に経営破綻したにも関わらず、約96億ドル相当のビットコインを、まだ特定されていないアドレスに送金したとされています。

具体的には、Arkham Intelligence(アーカム)というデータ分析会社によると、Mt. Goxはそのコールドウォレットから42,830BTC(約29億ドル)約4,551億8,756万円相当を移動したとのことです。

このような大規模な資産の移動は、Mt. Goxが資産を移動させたのは5年ぶりのことで、同社はまだ約94億2000万ドル相当のビットコイン保有しているとされています。

また、Mt. Goxの受託者は、債権者への返済期限を2024年10月31日まで12ヶ月延長すると昨年9月に発表しています。

Mt. Goxは、2010年に東京で設立され、2013年までに世界最大のビットコイン取引所となり、全世界のビットコイン取引の70%を占めるほどの規模に成長しました。

しかし、2014年に取引を停止し、すべての引き出しを凍結した後、サイトはオフラインになり、80万BTC以上を失ったとされ、破産保護を申請しました。

Mt. Goxが破綻した主な理由は、複数回にわたるハッキングによるビットコインの大量流出でした。