FIntCrypto

仮想通貨市場は不確実性とポテンシャルが輝く世界

トランプ氏、ポリマーケットでハリス副大統領をリード—大統領選の行方は?

11月5日に米国大統領選が控えてる中、ドナルド・トランプ前大統領が、予測市場「ポリマーケット」でカマラ・ハリス副大統領を10ポイントリードしており、9月の賭けのオッズから大きく逆転した状況です。

x.com

最新のデータでは、トランプ氏が11月の大統領選で勝利する確率は55%で、一方のハリスは45%の確率に留まっています。

さらに、トランプ氏は6つのスイング州のうち4州でハリス副大統領のリードを奪い返し、現在アリゾナ州ジョージア州ミシガン州ペンシルベニア州で優位に立っています。

Source: Polymarket/X

特にアリゾナ州ジョージア州では、共和党候補としての大きなリードが見られます。

一方で、トランプ氏がポリマーケットでハリス副大統領を徐々に追い越す中、CNBCのジム・クレイマー氏は10月11日の発言で、2024年の大統領選でハリスが勝つ可能性が高いと予測しました。

x.com

ドナルド・トランプが勝つとは思えない」と語った彼の意見は、「逆クレイマー効果」として知られる現象でSNS上を騒がせました。

この効果は、クレイマー氏の予測と逆の結果が実現すると考える暗号通貨トレーダーの間で人気があるようです。

トランプ氏のポリマーケットでのオッズ上昇は、暗号通貨業界に対する支持を示す一連の活動と一致しています。

最近では、ニューヨークのBARでビットコイン電子決済を利用しハンバーガーを購入するイベントを行い、暗号通貨ユーザーにアピールしました。

トランプ氏、ビットコイン電子決済でバーガー購入!選挙キャンペーンイベントで暗号資産支持を再度表明 - FIntCrypto

9月17日に、このキャンペーンの一環として、トランプ氏が手掛ける分散型金融プロジェクトWorld Liberty Finance「ワールド・リバティ・ファイナンシャル」のネイティブトークンの立ち上げが発表されました。

www.worldlibertyfinancial.com

World Liberty Finance(WLF)は、分散型金融(DeFi)プラットフォームであり、ドナルド・トランプ氏とその家族の支援を受けています。

このトークンは、投票などのガバナンス活動に使用され、最初の12か月間は譲渡不可能となっています。

WLFIトークンの一般販売は、ホワイトリストに登録された全員が参加可能です。ただし、米国在住者に関しては、SEC(米国証券取引委員会)の規制Dの免除規定に基づき、「認定投資家」の資格を持つ人のみが参加できます。

認定投資家になるためには、特定の財務条件を満たす必要があります。

SEC.gov | Accredited Investors

SECによれば、一般的な条件としては、過去2年間の年収が個人で20万ドル(約3,000万円)以上、または配偶者と合わせて30万ドル以上であることが求められます。

または、居住用の不動産を除いた純資産が100万ドル(約1億5,000万円)以上であれば認定投資家の資格を得ることができます。

これらの条件をクリアすれば、米国政府公認の「認定投資家」として参加可能です。

日本でも、認定投資家に似た資格として「適格機関投資家」や「特定投資家」という制度があります。

特定投資家に関する情報:金融庁

日本の認定投資家資格には、総資産が1億円以上であることや、一定の金融取引経験(例えば株式や債券取引の1年以上の経験)が求められます。

この資格を持っている人は、米国政府のSECまたは日本政府の金融庁に認められた「大口投資家」いわゆるクジラです。

こうした基準は、投資家が十分な財務能力と経験を持っていることを確保するために設けられています。

一方で、Fox Businessのジャーナリストである、エレノア・テレット氏によれば、カマラ・ハリス副大統領の選挙キャンペーンと暗号通貨が絡む出来事が最近ありました。

特に、リップル社の共同創設者であるクリス・ラーセン氏が、ハリス支持のためのスーパーPAC「Future Forward USA」に対して100万ドル相当のXRPを寄付しました。

x.com

この寄付は暗号通貨としての初の記録された寄付であり、キャンペーン資金に暗号通貨が関与する新たな動向を示しているようです。