アメリカの金融監督機関である証券取引委員会(SEC)は、投資家に対して仮想通貨に関する警告を発表しました。
この警告では、詐欺師が最新の技術を利用して投資詐欺を行う可能性があると指摘しています。
特に、人工知能(AI)のような技術が詐欺の手口に使われることがあり、詐欺師はAIに関する誇大な宣伝を利用して犠牲者を騙そうとします。
SECは、詐欺師が高度なAI技術を使って自分たちの身元を偽り、政府機関や有名人になりすますことが容易になっていると警告しています。
日本では、最近、第三者が無断でAIによって生成された偽物の堀江貴文氏や前澤友作氏が投資を促す動画が話題になりました。
これは、仮想通貨も例外ではありません。
また、SNSを通じて投資詐欺を行う詐欺師もいるため、投資家はインターネット上の情報だけに頼らず、自分の財務情報を他人と共有しないよう注意する必要があります。
さらに、SECはデジタル資産を使ったポンプアンドダンプスキームについても警告しており、ミームコインのようなトレンドに乗じた詐欺が増えていることを指摘しています。
インフルエンサーなどの有名人が自分のトークンを立ち上げることで、これらの詐欺がさらに助長されている可能性があります。
仮想通貨の銘柄がCoinGeckoやCoinMarketcapに載っていても、それだけで信頼するのは危険です。必ずその銘柄のホワイトペーパーを確認してください。
ホワイトペーパーを読む際には、開発チームの情報、技術の詳細、プロジェクトの目的、ロードマップなどをチェックすることが大切です。
これにより、その仮想通貨が実際に信頼できるプロジェクトかどうかを判断しやすくなります。
SECは、投資家がこれらのトレンドに惑わされず、慎重に投資を行うよう呼びかけています。