本日、日本の仮想通貨取引所であるMt.Goxが、最近、大量のビットコインを移動させたことが話題になっています。
この取引所は以前に経営破綻しましたが、今回移動したビットコインの量は47,229BTCで、その価値は約27億1000万ドルにも上ります。
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— Arkham (@ArkhamIntel) 2024年7月5日
Mt Gox moves 47,228 BTC ($2.71 billion dollars) from cold storage to a new wallet. pic.twitter.com/3ZdSlC1IX2
これは、5月以降で最も大きな取引とされています。
このビットコインの移動は、ブロックチェーン分析会社アーカムインテリジェンスが確認したもので、7月5日の午前12時30分(UTC)に行われました。
この取引所は、ビットコインを安全な「コールドストレージ」と呼ばれる場所から別の新しいウォレットアドレスへと転送したのです。
これは、債権者への返済を開始する予定の一環として行われたもので、6月の終わりには、Mt.Goxは7月の初めに債権者に対して、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、そして法定通貨を含む合計90億ドル以上の資金を分配する計画を発表しています。
Mt. Goxが債権者への返済を開始するというニュースが出てから、ビットコインの価格は大きく変動しています。
現在のビットコインの価格は約56,701ドルで、過去24時間で5.54%の減少を見せ、過去30日間では18.7%も下落しています。
さらに、新たなウォレットアドレスからは、2,702BTC(約1億5,470万ドル相当)がMt.Goxのコールドストレージに送り返されたとのことです。
これらの動きは、債権者への返済が実際に始まる前触れとも考えられており、投資家やトレーダーは警戒を余儀なくされています。