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ミームコイン市場、急落後も回復鈍化──7月以来の安値水準に後退か

暗号資産市場全体が急激な下落に見舞われる中、ミームコイン部門は依然として回復の兆しを見せていない。時価総額は7月以来の水準まで縮小し、投資家心理は「恐怖」ゾーンへと後退している。

CoinMarketCapのデータによると、ミームコイン市場全体の時価総額は金曜日の暴落で720億ドルから約440億ドルと約40%の急落を記録した。

Source: CoinMarketCap

その後、週末にかけてわずかに回復したものの、現在は約580億ドル前後の約-19%で推移しており、過去4か月間に見られた安定的な水準を大きく下回っている。

この下落により、同セクターはソラナ(Solana)やBNBチェーンを中心に小売投資家の関心を集めてきた夏季の上昇トレンドから一転した。

勢いの変化を示唆する展開となっている。

上位10銘柄がセクター全体の82%以上(約470億ドル)を占めており、ドージコイン(DOGE)、柴犬(SHIB)、ペペ(PEPE)といった主要トークンはいずれも週次で13〜22%下落。

Bonk(BONK)やFloki(FLOKI)なども同様に20%以上の下げを記録した。

さらに、ドナルド・トランプ米大統領の公式ミームトークンも例外ではなく、週次で約20%下落している。

一方で、他のセクターでは部分的な回復が確認されている。

NFT市場はクラッシュ直後に約20%の下落(12億ドル規模の価値消失)を記録したが、翌日には10%の反発を見せた。

アルトコイン市場では、Aster(ASTER)が12.8%下落して1.32ドル、Story(IP)が10%下落して6ドルで取引されるなど、2桁の下げを記録した銘柄も目立つ。

一方、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)は、FintCryptoが報じたように、依然として弱含みの展開となっており、主要銘柄の回復力不足が市場全体のセンチメントを圧迫している。

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現在、暗号資産市場のセンチメント指標は「恐怖」レベルにあり、今年4月以来の低水準。

短期的には反発局面が限定的になる可能性が高いが、アナリストの一部は「年末にかけての政策動向次第で、再び投資マインドが回復する余地がある」と指摘している声もある。

ポジティブな意見は他にもある。

デジタル資産運用大手のGrayscale Investmentsは2025年の最新レポートで、Solana(ソラナ)の堅調なオンチェーン成長が、2021年の強気相場で記録したSOLトークンの高値260ドル超を再び上回る可能性があるとする最新レポートを発表していた。

Grayscaleの調査チームは、ソラナがユーザー数・取引量・取引手数料の各指標で主要ブロックチェーンをリードしていると強調。

「これらはブロックチェーンの本質的な基礎要素であり、ソラナは同業他社と一線を画している」と指摘した。

レポートによると、ソラナは1日平均4,587人のアクティブユーザーを抱え、1日最大96,200件のトランザクションを処理。

イーサリアムやBNBチェーン、トロンなどの主要チェーンを上回る最も高いトランザクションスループットを誇るという。

Source: Grayscale Report

また、ソラナの分散型取引所(DEX)インフラも急速に拡大。

Raydiumはこれまでに累計1.2兆ドル超の取引ボリュームを記録し、他のブロックチェーンを大きく凌駕している。

一方、DEXアグリゲーターのJupiterは、暗号資産業界全体でも最大級のボリュームを誇る。

ミームコインのローンチパッド兼ソーシャルアプリ「Pump.fun」は、月間約200万人のアクティブユーザーを獲得し、日次収益は約120万ドルに達している。

Source: Grayscale Report

さらに、分散型物理インフラプロジェクト「Helium」は、ソラナを基盤に150万人のユーザーと11万2,000のホットスポットを運営。

AT&TやTelefonicaといった大手通信企業との提携も進行中だ。

これらは、ソラナ上で稼働する500以上のユニークなアプリケーションの一部に過ぎない。

NFT・ステーブルコイン・トークン化資産といった分野でも存在感を示し、ソラナはNFT取引量で世界3位、ステーブルコイン取引量で5位、トークン化資産で7位にランクインしている。

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ソラナのネットワークは約400ミリ秒ごとに新しいブロックを生成し、トランザクション完了までの平均時間は12〜13秒。

取引コストも極めて低く、ユーザーが支払う年間平均手数料はわずか0.02ドルにとどまる。

Source: Grayscale Report

さらに、ローカル手数料市場(Local Fee Markets)の導入により、手数料競争を特定の需要セグメントに限定。

2025年の1日あたり取引手数料の中央値は平均0.001ドルと報告されている。

今後実装予定の「Alpenglow」アップグレードでは、ブロック最終確定時間が100〜150ミリ秒まで短縮される見通しだ。

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これにより、ソラナの高速性はさらに際立つことになる。

Grayscaleは最終的に、Solanaの成長が単なる投機によるものではなく、実用性と拡張性を兼ね備えたオンチェーン経済の発展に支えられていることを指摘した。

同社は「Solanaのファンダメンタルズは、次回の強気相場においてトークン価格を260ドル以上に押し上げる可能性を示唆している」と分析しており、この評価はSolanaベースのミームコインセクターにも追い風となり得ると見られる。

一方で、2025年9月末から10月初旬にかけて、BNBチェーン上では数千のミームコインが相次いでローンチされ、10万人を超えるトレーダーや投資家が市場に参入した。

背景には、元バイナンスCEOのCZ(チャンポン・ジャオ)氏がX(旧Twitter)に投稿した「BNB meme szn!😆」という発言がある。

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CZ氏は後に「これは投資助言ではない」と免責を表明したものの、市場は既に過熱状態となった。

この動きを受け、BNBチェーン上の「4」トークン「PALU」トークンは急騰した。

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「4」は1週間で538%の上昇を記録し、「PALU」は一時2200%に達するなど、極端な値動きを見せた。

この現象は、投機マネーの流入だけでなく、SNS上の影響力とミーム文化の相乗効果が市場価格に直結することを改めて示すものとなった。

Solanaの基盤技術やBNBチェーン上のエコシステムの拡大は、長期的なオンチェーン経済の成長を後押しする可能性が高く、今後もミームコイン市場における注目材料となるだろう。

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