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仮想通貨市場は不確実性とポテンシャルが輝く世界

ドイツ政府が取引所に合計1000BTCを送金:市場への影響と今後の動向

ドイツ政府がビットコインを売却するかもしれないと見られる動きをしています。

オンチェーン分析を行うArkham(アーカム)プラットフォームによると、2024年7月8日06:48:53 (UTC)日本時間では同日の15:48分にドイツ政府が所有するとされるアドレスから、BitstampとCoinbase取引所にそれぞれ250BTCが送られました。

Source: Arkham

これら、合わせて500BTCは現在の市場価格で約2800万ドル(約45億522万円)に相当します。

さらに、500BTCがラベルのないアドレスに送られており、これは中央集中型の仮想通貨取引所OTC取引サービスが関与している可能性があります。

ドイツ政府は、現在既知のアドレスで38,826ビットコインを保持しており、これは約21億7000万ドル(約3,491億5,526万円)の価値があります。

しかし、このビットコインの売却については、ドイツ国内で一致した意見があるわけではなく、議論が分かれています。

ドイツ連邦議会ジョアナ・コタール議員は、政府がビットコインを急いで売却する決定に対して、強い批判をしています。

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コタール議員は、アメリカで議論されているように、ビットコインを戦略的な準備通貨として保持することの重要性を指摘し、ドイツ政府が大量に売却することは「賢明ではない」とし、「非生産的」だと主張しています。

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また、ビットコインの価格は最近下落傾向にあり、その日には3.34%の下落を記録しました。