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2021年と2023年のXRP急騰比較!裁判と価格動向が示す今後の上昇幅

前回の記事では、XRPの価格が過去最高の3ドルに到達し、さらに強気なシナリオでは10ドルに達する可能性があると予測しました。

XRPの次なる高騰を予測:SEC裁判とトランプ政権がもたらす影響 - FIntCrypto

この予測に関しては、主にファンダメンタルズ分析に焦点を当て、テクニカル分析は一部取り入れたものの、それほど深く掘り下げていませんでした。

今回は、テクニカル分析の内容をさらに強化し、前回の予測に至った理由をより明確にします。

これにより、XRPの急騰予測に対する信憑性を高め、読者がその背後にある根拠をより理解しやすくなるように説明します。

当ブログでは、2021年と2023年の価格急騰を比較し、それぞれの背景を紐解きながら、今後の展望について分析します。

2018年1月に記録した高値(3ドル)以降からXRP価格は2度にわたる大きな価格上昇を経験しています。

2021年4月から5月にかけて、XRPは大きく急騰しました。

この背景には、主に以下の3つの要因が複合的に作用していました。

1.  SECとの訴訟における好材料の進展

2.  市場全体の強気相場

3.  パートナーシップの発表

これらの要因が重なった結果、2021年3月15日の安値0.42230ドルから、2021年4月12日の高値1.96695ドルまで、約365%もの急騰を記録しました。

この時の上昇は、裁判の進展に加え、強気相場や外部の好材料が市場心理を後押ししたことが大きな要因と考えられます。

その後、2023年7月10日に再び大きな急騰が発生しました。

この日はニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所リップル社に有利な判決を下し、「取引所やアルゴリズムを通じたXRPの販売は投資契約(証券取引)に該当しない」と判断。

一部勝訴の内容ではありましたが、市場はこの結果を好感し、XRP価格は急騰しました。

この時、2022年6月13日に記録した安値0.28704ドルから2023年7月10日の高値0.94799ドルまで、約230%の上昇を見せています。

これら2つの急騰を比較すると、1回目の上昇(365%)は裁判の進展に加えて、他の好材料が複合的に作用した結果でした。

一方、2回目の上昇(230%)は裁判結果が主な要因であり、特に部分的勝訴に留まった影響を受けたと考えられます。

このことから、もし完全勝訴が実現した場合、XRP価格は300%以上の上昇が期待できると推測されます。

さらに、市場全体の強気相場やRipple社の新たなパートナーシップ発表などの他の好材料が加われば、上昇幅が500%〜800%に達する可能性も十分考えられます。

これは、前回の記事でも述べ通り、「裁判におけるリップル社の勝利」、「現物XRP ETFの期待」や、アーサー・ヘイズ氏が指摘する2025年以降に米国の金利が低下し続ければ、機関投資家がリスク資産に注目し、資金が大量に流れ込み、仮想通貨市場が強気のトレンドになるという複数の好材料です。

過去の事例からも分かるように、XRPの価格変動には裁判結果や市場の動向が大きな影響を与えています。

そのため、今後の裁判の進展や市場環境の変化に注目することが、投資判断において重要となるでしょう。

現在のXRP価格が1.09486ドルとすると、500%〜800%の上昇後の価格は以下のようになります。

・500%の上昇:約6.56ドル

・800%の上昇 : 約9.85ドル

500%〜800%上昇した場合、XRP価格は約6.57ドル〜9.85ドルになると予測されます。

前回のファンダ分析に焦点を当てた記事で予測した価格帯に非常に近いと言えるだろう。