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Coincheck Group、ナスダック上場へ──日本発暗号資産取引所の新たな挑戦へ

日本の暗号資産取引所Coincheckコインチェック)の親会社であるCoincheck Groupが、2024年12月11日にナスダック証券取引所への上場を果たします。

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同社は12月10日に空白小切手会社Thunder Bridge Capitalとの合併契約を完了し、公開デビューに向けた準備を整えました。

この合併により、Coincheck普通株式ワラントは、それぞれティッカーシンボル「CNCK」と「CNCKW」で取引を開始します。

今回の上場は、2022年3月に発表されたThunder Bridgeとの合併計画の一環であり、1.25億ドル規模のde-SPAC取引を通じて、Coincheckを上場企業へと転換することを目指したものです。

このプロセスは、日本最大級の暗号通貨取引所の1つであるCoincheckにとって、重要な成長ステップとなります。

同取引所は2012年の設立以来、2022年時点で150万人以上の認証ユーザーを抱えています。

この上場は、日本と米国間の暗号資産における協力関係を象徴する大きなマイルストーンと位置付けられます。

Coincheckのエグゼクティブ会長である松本大氏は、「日本で築き上げた堅実なビジネス基盤と米国資本市場の強みを融合させることで、両国の優れた人材の協力を反映したビジネスモデルを実現しました」とコメントしました。

一方、Thunder Bridge IVの社長兼CEOであるGary Simanson氏は、「Coincheckチームとの合併完了を喜ばしく思うとともに、グローバルで卓越した暗号およびWeb3企業を共同で構築することを楽しみにしています」と述べています。

今回のCoincheckの上場は、グローバル市場における存在感を高めると同時に、日本発の暗号通貨ビジネスが国際的な資本市場での競争力を強化する新たな局面を迎えたことを示しています。

つまり、Coincheckは世界中の投資家から資金を集められるようになり、日本の暗号資産業界を代表する企業として、さらなる成長を目指す動きとなりました。