
ビットコイン(BTC)は、年間で31%の上昇を記録しており、日曜日には過去最高値を更新し、一時的に124,851ドルに到達しました。
その後、価格は調整し、取引終了時点で約123,700ドル近辺で推移しています。

円建てでも過去最高値を更新し、1ビット = 18,649,999円の高値を付け、現在は18,600万円辺りで推移している。

これは、8月中旬以来の高水準であり、さらなる史上最高値更新への期待感が一段と強まっている。
この上昇は、米国連邦政府の閉鎖リスクによる市場の不確実性の高まり、そして、重要な経済データの発表が遅れる懸念により、投資家が安全資産としてビットコインや金(GOLD)に資金をシフトしたことが背景にあります。
ビットコイン1700万円台後半に回復、米政府機関閉鎖で逃避資金流入|bitbankアナリスト寄稿
どの国の金融政策にも依存しないビットコインは、無国籍資産として注目を集めている。
また、トランプ政権の暗号通貨フレンドリーな政策も市場の追い風となり、ビットコインに加え、イーサリアム(ETH)が34%、リップル(XRP)が41%、ソラナ(SOL)が18%の上昇を記録しています。
米国スポット暗号資産ファンドへの資金流入は過去最大級となり、特にビットコインETFに対する機関投資家の需要が急増しています。
CoinDeskのデータによると、米国上場のスポット暗号資産ファンドへの需要も引き続き高く、先週の純流入総額は32.5億ドルに達しました。
一方、分散型取引所(DEX)の動向では、DefiLlamaが最近のAster(アスター)の永久先物ボリュームを上場廃止しました。
x.com🚨 NEW: DefiLlama to delist Aster perpetual volume data over integrity concerns, citing Aster's trading volumes almost perfectly correlated with Binance. pic.twitter.com/KUJppwTlaV
— Cointelegraph (@Cointelegraph) 2025年10月6日
Asterは、2024年にAPX FinanceとAstherusの合併により設立され、BNBチェーンを基盤にイーサリアム、Solana、Arbitrumなど複数チェーンに対応するマルチチェーンDEXとして運営されています。
上場直後には1,650%の急騰を記録し、時価総額は24億ドルを超えました。
さらに、Asterはバイナンス共同創設者のチャンポン・ジャオ「CZ」氏をアドバイザーとして迎えています。
DefiLlama創設者の0xngmi氏は、Asterの取引ボリュームが最近のBinanceの永久先物ボリュームと強く相関していることを指摘した。
x.comWe've been investigating aster volumes and recently their volumes have started mirroring binance perp volumes almost exactly
— 0xngmi is hiring (@0xngmi) 2025年10月5日
Chart on the left is XRPUSDT on aster, you can see the volume ratio vs binance is ~1
Chart on the right is XRP perp volume on hyperliquid, where there's… pic.twitter.com/MwVD7rRyEn
低レベルの注文データを取得できない現状では、ウォッシュトレーディングの有無を確認できないとして、Asterのパーペチュアル取引ボリュームをリストから削除することを発表しました。
なお、0xngmi氏は個人的にAsterやHyperliquidでのロング・ショートポジションは保持していないと明言しています。

